金属臭の正体

硬貨や鉄棒、古い金属、チャックなどを触ったとき、手から「金属臭」がすると思います。ただ、その触ったもの自体の臭いを嗅いでみても匂いを感じることは無いでしょう。
では、手からの金属臭は一体どうして発生しているのでしょうか。

実はあの臭いは金属自体の臭いではなく、金属と人の成分が融合し臭いを発生させる物質を作り出していることで生み出されます。
例えばよく言われる「鉄臭い」という臭いは鉄イオンと汗の酸性により、皮脂が分解することで発生する混じり合った臭いなのです。

触った金属からは臭いを感じられず、手からのみ臭いを感じられるのはそういった理由からだったんですね。
実を言うと臭いを感じられる物質というのは、蒸発しやすい、つまり揮発性の物質なのです。
金属は揮発性の物質ではないので、金属自体から臭いを感じないということはごく当たり前のことだったりします。

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